身分相応(?)のコレクション
例えばチェストフライボックス
Richardson Chest Fly Box
リチャードソン チェスト フライボックス
The Richadson Chest Fly Box Bellefonte,PA USA
アイゼンハワー、カーター両元大統領、ジャック・ヘミングウェイ、故芦澤一洋氏が愛用していたことで知られる銘品です。
もちろん今でもカスタムオーダーで製造販売され、入手不可能な品ではないですが、販売代理店が日本に無いこと、また高価であることからも、実際ショップやオークションで目にしたことがある人は少ないでしょう。
アメリカ製で素材がアルミというと、あまり出来が良くないと思われるかもしれませんが作りの良さに驚きました。
アルミを曲げ、繋ぎ合わせ、カシめて作られているのですが、工作精度が良く、エッジも丁寧に処理されています。
2段のコンパートメントボックスと1段のフォームボックスには相当量のフライが収納できます。前後のパネルには木目調の貼り物で処理されています。グレーンコットンベストが2本付属し、これをタスキ掛けでチェストに固定いたします。
各トレイにはフラップ式のフタがついており、閉めた時にフライがこぼれ落ちるのを防ぐと共に、パッチを貼ってニンフなどを収納することも出来ます。
各トレーは脇で蛇腹のようにリベット留めされており、上部の銅製の留め金をはずして望みのボックスを前に倒して開けます。
この素晴らしい逸品は梅澤様より安価で譲り受けた品物です。
オリジナルのまま使えば良いと思いますが、ティペットホルダーを付けてしまいました。笑笑
ペンシルベニアの小さな工場にて、手作業で組み立てられていて、現在注文から手元に届くまで何と一年半ほどかかる貴重なものです。